仮にだ。

僕はようするに友達が欲しいというわけだ。友達というのは、学校生活の大半を一緒に過ごし、放課後に遊んだりだべったりし、なおかつそれらを楽しく行うことができる人と定義する。仮に僕に、学校生活の大半を一緒に過ごす人ができたとしても、果たして楽しくおしゃべりなんかできるのだろうか。おそらく無理だろう。数少ない話題をもちかけるも発展しない、なんか気まずいまま一緒に過ごす図は想像に容易い。
すると二人は気まずさゆえに距離をおいてゆく。そこにあらわれる第三者C君。一ヶ月もすれば、あの日一緒に同じ時間をすごしていた彼はめんどくさいからかくのやめる。