生き恥。

なにもしてなくても匂いで周りに迷惑かけれるなんてすごいよね。僕もう感服しちゃったよ。しかしどうしてわきがのくせに子孫繁栄させちゃったんだろうね。わきがは黙って死ねって話だよね。世間一般の人に尋ねてみたら、本当に8割ぐらいの人が、わきがは死ねっていいそうだからうけるよ。それぐらい死ねばいいのに。魔女狩りならぬ、わきが狩りすればよかったんじゃないかな。くんくん、なんだ、なんかにおうぞ。おまえか! わきがは悪魔の使者だ! しね! ってね。今からでも遅くないからやるべきだ。わきががいる時点で差別のない社会の達成は不可能だ。なぜならわきがは臭くて周りの人に迷惑をかけるので、死ぬべきだからだ。そういう死ぬべき存在を排除していくことで人間は繁栄してきたんだ。世界平和はわきがから。わきがいてして真の世界平和はありえない。わきがの排除は簡単だぞ。ほんとに臭いからな、わきがは。臭いやつがいたら、お前くせーよ、マジ死んで、とか言ってれば、勝手に自殺してくれるかもしれないしな。宗教とかそういう問題よりもっと根本的な、もってうまれた能力がわきがなんだから、まあどうしようもないから死ねばいい。僕は絶対に子作りなんてばかげたことはしない予定だ。まあこの社交性のなさと顔のキモささえあれば、そんなこと杞憂にすぎないけどな。親には申し訳ないけれど、結婚はできない。せめて仕事にはつくよ。ただ正直なところ就職なんかしたくない。勉強は苦手だし、頭も悪い。勉強するくらいなら、アニメ見てたほうがいい。アニメは本当にいい。たとえ同じストーリーでドラマをやったとしても、アニメほどいいものは作れないだろう。所詮3次元なんてそんなもんだ。まあもし勉強して、就職できたとしても、仕事できないとか、あいつのまわりはいつも臭いとかどっちみち言われ続けるんだろ。そんなのはもう学校で卒業したいよ。でもそれは甘えなんだろうな。人間、自分の能力を理解して、妥協して、生きていかなければならないんだ。たとえ一生蔑まされたとしても、それは仕方のないことなんだろう。実際くさいのは僕なんだし。そういうわけで、不登校になることもなく毎日せっせと学校へ足を運ぶ僕だけど、じっさいつらいものがあるよ。紅世の徒にでも逢えないかな。灯になりたい。世界からフェードアウトしたいんだ。僕の願いはそれだけだよ。