素敵フリーソフト。

低周波発振ソフト「Hz(ヘルツ)」for Winodws Pro β0.94版。っていうフリーソフトあったんです。20kHzまでの音が出せるそうです。
でもスピーカーは付属のやつだし、どこまで出せるのかわかんないなと思って、型番で検索してみたら仕様は出てきませんでした。一昨年くらいまではあったんだけどなあ。まあいいかな、と思ってとりあえず聞いてみました。
始めに書いておきますが、僕はたぶん20kHzの音でも聞こえるだろうとなんとなく思ってました。うん、無理でした。
それでどこまで聞こえたかというと、18kHzが、「鳴ってるよ」って言われれば、ああ確かに鳴ってるかも知れないね、っていう感じで、そこくらいが上限でした。まあ別段良くも無いし、この歳ならこんなものかなあと思ったのですが。
そこでびっくりすることがおこりました。
なんと左耳では18kHzまで聞こえるものの、右耳だと17kHzまでしか聞こえないのです。いやー、不思議だね、耳って。
これちょっと面白いですよ。スピーカーから17.5kHzくらいの音を鳴らすじゃないですか。そして、右を向く(左耳がスピーカー側になる)と、キーンってなってるのに、左を向くと、無音なんですよ。す、すげえ! って思いましたね。
実はいままでに何度か、あれ? 右のスピーカー音小さくない? って思うことがあったんですよ。いやちゃんと17kHzまでは聞こえるんですけどね。これはいわゆるこじ付けというものなんでしょうか。でもヘッドフォンで聞いてても、左からよく音が聞こえる気はしてたんですよ、これマジっす。
今回の発見により、これからは今まで以上に僕のなかで「左耳>右耳」の構図が固定されることでしょう。いやー、すごいな。何がすごいかっていうと一秒間に20k回振動してるわけですからね。そんなに振動してもう疲れただろ? こっちにきて休みなよ。
ところで、始めに述べたように、僕は結構本気で20kHzまで聞こえるに違いないと思ってたわけです。だからちょっとがっかりしたのと同時に、これからは安心して高いビットレートにすることなくエンコードできます。自分の聞こえない高さの音のことまで気遣っても意味ないもんね。
たとえば今人気のaacですが、僕としては128kbps以上なんて正直どれも同じだったんですが、周波数のグラフと自分の聞こえる周波数を照らし合わせてみると、ああ僕はプラシーボに惑わされていたわけじゃなかったんだなあと安心しました。というか128kbps以上の違いがわかる人ってもはや異常じゃありません? もはやハイハットのもしゃもしゃ感とかそういうレベルじゃない気がします。
歳を重ねるごとに低ビットレートでよくなっていくなんて、お得ですよね。