魔の「ああ、いたの?」トライアングル。

恐れていた事態が現実のものになろうとしています。
友達ができたと言いましたよね。そんなこんなで普段は五人のメンバーで大学生活を営んでいるのですが、近頃の僕たち五人の布陣はこんな感じ。


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●●
●←僕


あ、あぶれてる……ッ!
廊下でも教室でもこういう形になる場合が増えてまいりました。僕が話題に乏しい人間であるためかどうかは知りませんが、知り合ってから時がたつと自然とこういう形になるのです。これはもう小学校以来ずっとのことなのです。彼らは楽しく僕の知らないことについておしゃべりをして、僕と2人っきりになると居心地悪そうにするのです。
もちろん全員とそういう関係であるというわけではありません。もしそうだったら僕はそもそもこのグループの中にいないことでしょう。
はじめ、僕はある一人と仲良くなって、そこからあとの三人とも自然と仲良くなり、グループが誕生しました。その後、そのはじめに仲良くなった彼が、僕がつまらない人間であるということに気づき始め、残りの三人のうちのひとりとつるむようになった……というわけです。
そうして完成しつつあるこのフォーメーション。こわいよう、奇数がこわいよう。
僕がいなければいいのに。