IMEで溢れるEMI

僕は細かく単語ごとに変換する方なんですが、たまに長めの言葉を打っちゃって、しかもその変換が間違ってることがあるんです。たとえば、
わたしのなまえはたろうといいます。
と一度に入力して変換したとき、
「私の名前は太郎といいます。」
と変換したかったのに、
「私の名前はタロウといいます。」
と表示されてしまったら、タロウを太郎に直さねばなりません。まあ、カーソルキーの右矢印を何回か押してタロウのところにもっていけばいいんですけど、なぜだかそれを思いつかなかった僕は一度エンターで全体を確定してから、バックスペースして太郎と打ち直したのでした。「私の名前は、までは合ってるからここまでだけで確定したいのに、エンターを押したら全体が確定されてしまう……。いったいどうすればいいんだ?」と本気で悩んだ僕は「ime キー操作」といった言葉でググったのですが、そしたらIMEにはいろいろなキー操作があることがわかったのです。驚きました。
たとえば先ほどの問題でいうならば、Ctrl+Nで現在の変換対象のみを確定できるので、タロウの直前まで確定していって、太郎を変換候補から選べばいいですし、また、Ctrl+S,Dで左右の変換対象へ移動できるので、これを使ってタロウまで移動してもいいのです。
また、そこで切らないでよ! というときは、Ctrl+K,Lで変換対象の長さを左右に伸縮できるのです。
もちろんこれらの操作はカーソルキーを使ったり、シフトキーとカーソルキーを組み合わせたりすることでも実現できるのですが、emacsを使うようになってからカーソルキーを使うのを躊躇するようになった僕にはとても素敵な情報だったのです。なんかカーソルキーまで手を動かすと無駄な気がするんですよね。やはり一番は細かく変換することだと思いますけども。