子作りって野蛮で前時代的な愚かしい行為のことだよ

バイトが深夜勤務なので、夏休み中は昼夜が逆転するとちょうど良くなります。昼の12時くらいに床に就いて夕方の7時くらいに起きます。それでバイトに行って、次の日の昼12時にまた寝ます。で、夕方7時に起きます。自由に過ごして日が明けて昼の12時になったら寝ます。僕の夏休みはこのループです。
こうして考えてみると、なかなか休める気がしません。大体勤務時間が長いんですよ。感覚としては丸一日バイトに費やすようなものです。なんてこったい。もっとニートしてたいよ。
しかしですね、これが大学を卒業して就職でもしたらどうです? ますます自由な時間は減って、会社にこき使わされなけりゃならないんですよ。馬鹿だ。馬鹿げている! この社会はまったく馬鹿げていますよ! 僕は思うんですよ。バイト終わって疲れたなあと思いながらバスに乗って帰ってきて、そのバスの運転手さんをみたり、また帰り道でトラックに乗って仕事してる人なんかを見たりするとですね、どうしてこんなに僕たちは頑張らなければならないんだろう、と、そう思うんですよ。でもどうしてかなんて考えるにはこの社会はあまりにも高度で馬鹿げているんだ。もうこれはどうしようもないよ。こういうものなんだもの。大体、こんなに高度に発達した人間社会が悪いのか、もともと人間っていうのはこういうものなのか、それすらも良くわからない。いやきっともともとこういうものなんだろうね。人間は苦しむべくして生まれてきてる。生きるって苦悩するってことさ。
でも僕には知性がある! もちろんそれは、今を生きる人間、少なくともこの日本で生きる一般的な人間は皆持っているはずだ。だからもうこんな悲しい、苦しみの連鎖はここら辺で断ち切ろうぜ! 少子化っていうのはその良い傾向のひとつだね。どうして子供を作って自分の子供にまで悲しい思いをさせる必要がある? 子供たちのためによりよい明日を、なんて言ったところで、そんなのはただの言い回し、比較級を使った言い回しに過ぎないよ。本当に、人間が心から幸せに暮らせる日なんて絶対に来ない! なぜってそりゃあ生きるってそういうことだからさ。逆に言えば死んでいる状態こそ一番幸せに近い、いや、幸せそのものだね。
もうやだ。死にたい。