僕の悲劇復刻版。

もう古い話になってしまったような気がしないでもないが、オレンジレンジのパクリ疑惑がネット上で囁かれていた。今ではグーグルで検索してもオレンジレンジアンチ派サイトは下のほうにいってしまっているが、全盛期にはオレンジレンジ公式サイトの下にアンチオレンジレンジなんてサイトがあったんだから恐ろしい話題っぷりだったようだ。
当然ニュースをすぐ鵜呑みにする僕は「オレンジレンジはパクっててキモい人たちだ」というイメージを速攻頭の中で形成し、自分はいろいろなことを知ってるんだよというアピールを兼ねて人に言いふらしたりしたのだが、なんだか変。何かが変。ストレンジ。
何が変なのか考えてみたらわかった。この情報がin インターネットだから変だったのだ。学校という中規模な団体の中では、「そこで生まれた情報」か「かなりの人数が知っている情報」じゃないと、「えーそうなのー!」とかいう反応は得られない。そんな場所にin インターネット情報を流したところで「へー」程度の反応しか得られないのだ。
これを期に僕のオレンジレンジに対する見方が変わった。オレンジレンジはかっこよくていい歌を作ってのりのりで人気があるグループなのだ。それがこの学校でのオレンジレンジに対する評価なんだから仕方が無い。
情報は人と人とのコミュニケーションで作られる。うまく世渡りするってことは、つまりそういうことだと思うんだ。