ボイサー。

久しぶりにギターを触って、チューニングしてみた。もちろん音叉持ってないので僕の絶対音感で…、いやメーター使ってあわせました。
でもチューニングメーターを使うなんてなんとなく情けない。男なら耳であわせてみたいものです。でもいきなり耳なんて不可能だと思ったので、5弦をメーターで合わせて、あとは耳であわせるという方法を試してみることにしました。
いや以前にも少しやったことあるんですが、二つの弦の音を聞き比べてもどっちが高いのか、もしくは低いのかさえわからないといった悲惨な事態になりまして、飽きて結局やめてしまったんですね。
今回は前回のようにはいかないように努力します。5弦以外をすべて緩めまくって、さあチャレンジ!
が! 早くもだめな予感! どっちが低いのか全然わからない! でも、さっき緩めまくったので、だんだん締めていけばいい感じになるんじゃないかなということで締める締める!
き、きた?! いやきてない! やっぱりどっちの音が高いのかわからない! くそ!
とりあえずこれで10分は経った。ちなみにやった! ついに合ったぞ! じゃなくて、「…ま、こんなとこにしといてやるよ」で止めた。自分でも二つの音の高さが違うのはわかる。しかし、どっちが高いのかはわからないのだ!
気を取り直して二本目。だいぶ飽きてくる。やっぱり妥協しつつ終了。
三本目。ちょっとコツがわかったような気がしてくる。でも結局妥協。
四本目。ここで感動。ついに二つの弦の音が合ったのを感じた。二つ同時に弾いても一つの音にしか聞こえないという神秘。生命を感じた。
五本目。最後の弦。先ほどと同じく素晴らしいハモりを感じた。楽器は素晴らしいと思った。
ということで全部一応あったことになったので、チューニングメーターを使ってチェック。まず6弦を弾いてみるとなんとD#(レシャープ)だった。本来E(ミ)が出るはずなので、半音ずれていたということだ。…ま、半音くらいなら許容範囲ということした。その調子で4弦、3弦、2弦、1弦と調べていったところ、すべて半音ズレていました。うほ。だめだこりゃ。
でも全部半音ズレるって言うのも奇跡だなと思い、もしかしたらと思って5弦を弾いてみたら、なんか5弦まで半音ズレてた。そ、そんな。5弦を基準にしてあわせてるのに5弦が違ったら全部変わる…。
きっと6弦や4弦をあわせているときに間違ってペグまわしちゃったんだろうと思いますが、5弦が半音ズレてて、ほかの弦もすべて半音ズレてるってことは、チューニング的にはかなりうまくいっていた、ということです! これはすごい! 僕にもできたよ!
もしかしたら意外と相対音感あたりついてるのかもしれない。それはすごいぞ。僕も努力次第で歌くらいちゃんと歌えるってことじゃないか…?!


そこでチューニングメーターに向かって声を出すと、その音階もちゃんとわかることに気がついた。すごいなーと思って「ドー」って言ってみたら、Fのシャープだった。半音ぐらいの違いだと思ってたのに、まさかのファシャープ。もういや。