n+1度寝の苦痛。

ずっと寝ていられたらいいのに。
というのは、それほどの時間が欲しいということではない。どれだけ寝ても体が痛くならないような、そんな風になりたい。
僕は暇人だから、その気になれば寝る時間はいくらでもある。学校から帰ってきて急いで飯を食って、次の日の朝まで寝られたのなら、平日ですら12時間もの睡眠時間を確保できることだろう。でもそんなにずっと寝ていることはできない。なぜなら僕は人間だから、どうしても数時間眠ると目覚めてしまうのだ。もちろん二度寝という技もある。しかし僕の経験論から言うと、一度の二度寝で寝ていられる最大時間はせいぜい2時間だ。それも上手くいって2時間。大抵1時間も眠ると、また目覚めてしまう。そうすると、三度寝、四度寝、と2+(n-1)度寝しなければならない、というわけだ。それでも四度寝くらいまでならまだいい。ただしそれ以降になってくると、だんだん腰が痛くなってくるのだ。あまりの腰痛に眠れなくなったら、もう目覚めるしかない。
しかしもし強靭な肉体を手に入れて、いくら寝ても腰が痛くなることが無かったらどうだろう。それはまさにユートピア。僕の経験で言うと、何度寝か繰り返しているとき、人はもっとも夢をたくさん見る。三度寝以降は絶対に夢を見る。それも長編の。
僕は夢が大好きだ。
背筋でも始めようかな。