道行く人を見ると。

この後、僕は何年生き続けることになるんだろう。いつまで生きたってずっと一人。考えるとやっぱり虚しい。
さっき近くのスーパーに行ってきた。レジに並ぶと、僕の前にはおじさんがいて、カゴの中には半額シールの貼られたお惣菜が何個か入ってた。将来の僕もこうなるのかなと思うと、人生を虚しいとは思わずにはいられなかった。
大学受験だって、そのさきの就職だってそうだ。何をやったところで、将来、何年も先に、孤独のうちに死んでいくその日まで、生き続ける、そのためのことでしかない。まったく何のために生きているかなんて、うっかりすると忘れてしまいそうになる。
そう考えている僕が、勉強に身が入らないのは当然だと思うんだけど、どうだろう。これはただの勉強したくない言い訳だろうか。ただどちらにしても、就職して、自立できるだけのお金を稼げるようにならないことには、どうしようもない。そのための努力はしなければならないだろう。
でも本当それだけ。生きるために生きる。虚しい。