服がダサくて憂鬱だから

僕はもう嫌だ! 服が嫌だ! 僕の持っている服が大体嫌だ! もうやめる!
そういうわけで僕はですね、無難な服装を目指したいと思います。
思えば僕は今までいろんな過ちを犯してきました。オシャレになりたいなどと一度鏡を見たほうがいいようなことを思い、テーラードジャケットやらスキニージーンズやら細身のパーカーやらなにやら聞きかじりのオシャレ服を買ったりしていました。そんな過ちを繰り返すうちに僕はようやっと気づいたのです。僕って短足で頭でかくね? と。地獄絵図、地獄絵図ですよこれは。頭でかい人は絶対に細身の服はやめたほうがいい。大変なことになる。
まあそんなことは瑣末な問題です。一番おそろしいのは僕の服装から「オシャレしようと頑張ったような形跡がところどころ認められるが、全体としておそろしくダサい」という雰囲気がにじみ出ていることです。もうこんな格好は嫌なんだ! 惨めな気持ちになるんだよ!
ですから僕はこれから無難な服装を目指します。「ダサいけどもともとファッションに興味はないんだよね? 一般人としてなら別にいいんじゃない?」これです。これを目指します。
具体的には一切の冒険をしないことにします。服装のパターンはいつも決まって同じ。シャツとTシャツとチノパン(ジーパン)。どれも無難なものにします。ダメージ? ブーツカット? スキニー? ハッ、クソ食らえだ! シャツはストライプかチェックまたはそれに準ずるもの、インナーは前面にちょっとしたプリントまで許す、ジーパンは加工なし無難な色だ!
秋はこれにセーター、マフラー等を追加。冬になったらシンプルな外套を着る。変なチャックがついてたり妙にミリタリーな高校生っぽい外套はもってのほかだ。春は秋と大体同じ。夏になったらボーダーくらいのポロシャツを着る。あとオールシーズンでパーカーも用意する。もちろんちょうどいいサイズのパーカーだ。細身だとかちょっと意匠を凝らしたようなものは問題外だ。
なんかすごくいいぞ。これすごくいいぞ! 無難だと言われても、「ええ、まあ大学生ですし」といえば無難! これすげえってばよ!
これらの服装で気をつけなければならないことはサイズ。大きくても小さくても駄目。サイズさえしっかりしていればこれで無難になるに決まってる。
服は案外ユニクロで買えばいいと思う。こないだ初めてユニクロに行ってポロシャツを買ってみたんですけども、これがとてもいい塩梅の大きさでした。ただ素材がポリエステルだったので、ワキガ臭が普段の3倍くらいになってしまうため着られません。化学繊維はマジでやばい。
ただあんまりユニクロで買いすぎると他人とのシンクロ率が400%超えてしまいかねないので、シャツなんかはそこらへんの適当な服屋で買うといいかもしれませんな。
とにかくこれで僕は変われる! 結局シャツ最強ってことさ!