タバコreturns

去年、興味本位で吸ってみたタバコは、あまりの不味さとそのにおいに嫌気がさして途中で捨ててしまいました。吸うたびにゲロ吐きたくなった。


で、今年、10月から増税されるということで、じゃあ増税される前にもう一度吸ってみるかと思ったのが2週間くらい前の話です。前回(セブンスター)の失敗を踏まえて、今回はいわゆるマルメラを買いました。まあライトと言っても僕は非喫煙者なので、毎回ヤニクラで死にそうになりながらも、ついに残り5本くらいになりました。そろそろ吸うのにも慣れてきました。
昨今は喫煙者に対する風当たりが非常に強いですよね。僕が幼いときには、喫煙者に対し、大人はタバコを吸うものなんだろうな、程度の印象しか持っていませんでした。良いも悪いもなく、ただそういうものなんだろうと思っていました。しかし今では、喫煙は悪いことだ、喫煙している人はダメなヤツだ、と思っている節があります。
しかし今回、こうしてタバコを吸っていると、その「喫煙している人はダメなヤツ」という印象が逆に作用して、僕みたいなカスにこそ喫煙はふさわしいのではないかと感じつつあります。喫煙することで僕のカスさ、ゴミさ、クズさが際立ち、そこに一種の安心を得られるような気がしています。
僕のこの先の人生が取るに足らないものになるであろうことは、もはや事実を知るかのように分かっています。それならば、クズはクズらしく、時代の嫌煙の流れに逆らってスパスパ喫煙していた方が自然なのではないでしょうか。僕が僕らしくあれるのと同時に、喫煙することで、脳卒中で死ぬ可能性も1.7倍になるそうです。まさに至れり尽くせり。今の時代こそ僕に喫煙がふさわしい時代だったのです。


と思ったのですが、なんでも喫煙すると、わきが臭がより効果的に発散されるようになるそうなんです。喫煙によって促されたエクリン腺の汗が、アポクリン腺の汗を効率よく分解(臭くさせ)、空気中に発散させ、また、ニコチンによって刺激された交感神経がアポクリン腺からの汗をも増やし、わきが無双の状態になるんだそうです。
じゃあいいや。またわきがだもの。何かしようとするとすぐわきがだ。残りのタバコ吸い終わったらもうやめだ。
いいないいな。人間っていいな。みんなでなかよく汗かくスポーツ。Tシャツ一枚で平気なんだろうな。僕は帰ろう大地に帰ろう。ビンビン、首吊って、バイバイバイ。


できたらいいのにな!