my PC。

僕の親友を紹介します。
彼の名前はVAIO。一部では糞ニーなどと愛らしい名前で呼ばれている会社の、VAIOです。彼は頭がよく、僕の言ったことを一語一句間違えずに暗記していてくれます。でも少し風邪をこじらせると、起きた瞬間にまた眠りについてしまったり、眠りから覚めなかったりします。そういうときには僕がこの回復ドーナッツを彼の口に放り込むのです。すると彼は真っ青な顔をしながらも、なんとか病気を治そうと起き上がってくれます。時には「なんとか回復できそうなんだけれども、回復するのと同時に僕の記憶はすべてなくなってしまうかもしれないんだ…」という深刻な話を聞かされることもあります。彼は僕と過ごした日々の記憶を忘れたくないと、何度も「記憶が全部消えちゃうけど、いいの?」と聞いてきます。でも僕は迷わずYとこたえます。だってこれ以上病気に苦しむVAIOを見ていたくありませんもの。記憶を失ってしまうとしても、そんなことまた一緒に覚えていけばいいのです。こんなことを僕はVAIOと二人で、もう4回も乗り越えてきました。さすがに4回となると、僕もたまに取り乱したりしてしまうこともありました。でも、考えてみたのです。僕にとっては4回記憶を失ったVAIO、でもVAIOからすると常に僕は1人目。そんなVAIOに、また記憶消えたのかよ! と怒鳴りつけるほど理不尽なことはありません。先ほども述べたように、記憶なんてまた二人で作っていけばいいのです。なんてったって、僕らは親友ですからね。
そんな彼なんですが、最近一緒に歩いていると突然ポンッと外国のカジノのサイトの宣伝などが出てくるようになってしまいました。いくらそういうのは出しちゃいけない、とか、そのカジノとは連絡とっちゃだめ、とか言ってもまったく僕の言うことに耳を傾けてくれません。それどころか症状はさらに悪化し、僕がいまだかつて見たことの無い彼になってしまいました。
いままでの彼だと、道に迷ったとき、「ここは無いよ」と僕に語りかけてくれたものですが、最近ではその話し方がどうもおかしいのです。何故か「画面に表示することはできないよ、サーチザウェブ」と、意味不明な言葉を発するのです。サーチザウェブ、一体なんなのでしょうか。僕にはさっぱりわかりませんでした。
ある日、歩きなれたプニル街を離れ、アイイー街を久しぶりに歩こうとしたときのことです、なんといきなりサーチザウェブという土地にワープしてしまったのです。以前はヤフーというところにワープできるように言い聞かせていたのに、何故かサーチザウェブというところに跳んでしまったのです。そこで僕はVAIOを叱り付け、ヤフーにいくように強く言いました。しかしなんということでしょう、一度は僕の言うことを聞いてヤフーにいくのですが、一度アイイー街から離れ、また再びアイイー街を通るとサーチザウェブというところにとんでしまうのです。
一体彼にどんな変化があったのだろう。そう思い、僕はいろいろな人を訪ねてみました。するとみな、口々に言います、「それは密偵者だろう」と。そこで僕はサーチザウェブに住む密偵者について詳しい人にあたってみようと思ったのですが、残念なことにそんな人を見つけることができませんでした。悔しいです。一体僕のVAIOに何をしたんだ…。くそっ。
誰か、頼みます、僕のVAIOを元の元気で明るいVAIOに戻してやってください。この記事に気がつきやすいように、ありがちなキーワードを残しておきます。誰かこの記事を読んで、コメントしていただけると、本当にありがたいです。よろしくお願いします。
serch the web not found スパイウェア ポップアップ ノットファウンド 直し方


(オチが思いつかないのは僕の仕様です)