オタクはやりたくても、なるのは怖い。

初音ミクに関する記事が人気のようですね。Google騒動といい、オタクはこんなとき無駄に活動的になるものです。僕としてはみっくみくにしてくれれば、それだけでいいんですけど。
大体こんなものに一般人が目を向けるわけがないじゃないですか。まずミクっていうキャラクターがいるっていうのがオタク向けすぎる。そりゃ僕みたいなカスからすれば、ミクがドジっこで、デスクトップで歌ってくれたりするものならば、それだけで脳汁出まくるものですが、一般人は普通に引きますよね。一般人の虹への理解の無さは異常。オタクがミクのよさを一生懸命語ったところで、一般人からすればヲチ対象でしかないんじゃないですか。あいつら一般人は何もわかっちゃいない。虹こそがイデアの世界であるというのに。
そんな僕ですが、オタクになりたくて困ってます。
「自由に生きる」とか、「自分らしく生きる」とか、そんなカッコいい言葉そのままに生きるとしたら、僕は間違いなくオタクとして生きるべきなんです。でも現実はうまくいかない。毎日全く面白味のない無趣味人間として学校へ行き、オタ趣味である片鱗など微塵も見せずに(容姿的にオタクと思われていないと断言するのは無理がありますが)生活しています。本当はもっとオタクらしく生きたい。通学時にはiPodでアニソンや電波ソンを聞いて、学校ではオタ仲間と昨日見たアニメに関して語り合って、学校帰りはアニメイト。そんな生活ができれば……。
しかしそれにも一つ問題が。僕は基本的に人間が苦手です。たとえ相手が非人間、いや、オタクであったとしても、世間の人のように楽しく時を過ごせる気がしません。結局欠陥品なんです僕は。友達が作れません。そしてこの問題が、非常に僕を悩ますのです。こんなにパソコンばっかりやってて進路の話をするのもアレですが、僕は大学に進学するつもりです。大学と言えば遠くの町。つまりオタクデビューのチャンスなんです。
果たしてそこで僕はオタクとして生きていくべきなのか、それとも今までどおり隠れオタとして生きていくべきなのだろうか。
当然大学へ行って一人暮らしすることになれば、堂々とアニメを見ますし、デスクトップの壁紙だって萌え萌えにします。フィギュアも飾りますし、場合によってはポスターも視野に入れています。
ですがそれだけだと、いまだ隠れオタのフェイズにしかいないのです。それからさらにステップアップしてオタクになるためには「オタ友」の存在が必要不可欠だと思うのです。ここで前述した問題が浮上するわけです。僕は人間が苦手なんです。
決死の覚悟でオタ友を作るべきなんでしょうか。僕は今まで隠れオタという性質上、オタクっぽい人を避けてきました――というかそもそも接点がなかったんですけど。ですが話しかけてみると意外と気があうかもしれません。何せ僕らはオタクなんですから。その趣味の共通という一縷の望みにかけて、果敢にオタ友を作りにいくのがいいんでしょうか。でもやはり友達にはなれないのでは。ああ一体僕はどうすれば。特にサークルとかどうすればいいんでしょう。アニメ研究会とか……入りたい……。


でもやっぱり友人とか、そういうのってめんどくさそうですよね。別にいっか。隠れオタでも。
それより一人暮らしについて考えてみると、そうとう楽しそうで胸が躍りますね。虹キャラに囲まれて生活できるなんて、そこは天国か。