冷え性なのも傷の治りに影響してそうだなあ

くっつかないくっつかないと言ってきた脇ですが、なんだかくっついてきました。人体ってすごいですね。
始めのうちは皮膚と肉の隙間の体液がとてもサラサラしていて、こりゃあくっつかんわ永遠に、と思わせるものがありましたが、いつの間にかその粘度があがっていき、いまじゃ結構くっついています。

グロくないように顔文字を交えつつイラストを描いてみました。
黒い線で縁取った穴のところが皮膚と肉をひっぺがすためにとりあえずいれたメスの跡ですね。図だとものすごく大きい穴ですが、実際には横幅2cmくらいです。
この穴の下の灰色の空間が皮膚と肉の隙間ポケットです。「これやばいよね。なんで俺は術後に激しい運動なんてしてしまったんだ」と激しく悔やんだものですが、このポケットがここ数日のうちに消滅しました。
いまは黒い線の皮膚の穴が開いていて、赤い肉がそこからコンニチワ! 状態です。といっても軟膏のせいか知りませんが痛みはまったくありませんし(腕をあげたりぶん回しても平気)、ぐっちゃぐっちゃという風でもありません。表面がちょっと丈夫に出来てるんじゃないかな?
しかしネット上に転がる「術後2週間です☆」といった画像とはちょっと違うことが見て取れると思います。だって彼らの脇はちゃんとくっついていて、こんな赤い肉は見えていませんものね。
なぜ僕の脇はこんな風になっているのかというと、それは血腫が出来たので、その血を流し出すためにあえて縫合の一部をといたから、だと思います……多分。血腫は術後の腕の固定が不十分だと起こりやすいそうです。さすがに術後すぐは安静にしてたと思うんですけどね。
皮膚と肉のあいだのポケットは、やはり固定が充分でないことと、あと僕のように痩せ型の人だと、脇の下のへっこみ具合がハンパないので、なかなか皮膚と肉がくっつきにくいために起こるそうです。これは「術後2週間です☆」画像を見るときに感じる違和感に直結していました。そういった画像のうちのいくつかは「え? どこが脇なの……?」といった画像なんです。BMIで言うところの痩せすぎである僕にしてみると、肉付きの良い脇画像はもはや脇に見えなかった、というわけです。(あんだけ肉付きが良かったら脇の毛剃るのも簡単だろうなあと思いました。あんまり脇の下がへこんでるとT字カミソリだとどうしても剃れない。)
とまあそういうわけで僕の術後経過はなんとか順調のようです。術後一カ月経ってるのにまだここかよ、と思わないでもありませんが、こう本当に治ってきてしまうと、やっぱもう少し禁煙してようと思えていいですね。いやよくないです。誰かがタバコを吸うところを見るたびに吸いたくなります。はやくなおってくれ。