問題は何時に寝るかということだ

今日は内定式の日です。来年からは本当に社会人になっちゃうんだもんなあ。ここまで来るのにいろいろあったような……いやあんまり何もなかったような……。
働くことでいろんな苦しいことや辛いこともあると思いますが、最近手術を受けて、においがなければ汗もでない、そんな日々を送っている今の僕はこの上なく幸せです。わきがじゃないだけで、もう何も考えなくていいんじゃないかと思えるほどです。
例えば今日の内定式。わきがだったら内定式と聞くだけで、心のなかに嫌なことや不安なことが次々に思い浮かびます。

  • 緊張して汗をかいたら……
  • Yシャツは化学繊維混じってるから臭いが強くなるな……
  • スーツに臭いがついてもドライクリーニングじゃあなかなか落ちないぞ……
  • Yシャツと下着だけだと汗を防ぎ切れないからあせワキパットを貼らないと……
  • 朝に一度スプレーしただけだと汗で流れ落ちて途中から効果がなくなるな……
  • 一度シャツに臭いがつくと洗濯するまで臭いままだから、替えのシャツとスプレーも持参して……

ここまで考えて対策していったとしても、会場では絶えず「俺いま臭いんじゃないかな」と不安になり上手いこと脇の臭いを確認できないか試行錯誤する……。
何らかの緊張する場面で人に会う、というのは今までの僕にとってはおおよそすべてこのようなものでした。ところが今の僕はそんなこと一切考えなくていいんです。人生ってこんなに楽だったんだ、と心から思います。
人間やるなら断然わきがじゃないほうがいいですね。まあ人によっていろんな意見があるとは思いますが、僕個人の意見としては、わきがの人には是非とも子供を作らないでいただきたい。遺伝に関する知識があまりないとか(まあ僕もありませんが)、そういったことなら仕方なかったと思いますが、今はもう平成23年、簡単な調べごとならインターネットですぐに済む時代です。それなら、もういいんじゃないですか? そうなるとわかっていながら、自分の臭いに苦しむ子供が生まれたり、その子が他人を悪臭で不快にさせたりできる神経は、ちょっと僕にはわかりません……。