まだ引越しの日程も決まっていないような宙ぶらりんな感じ、これに強いか弱いかで人となりがわかるのである

引越しめんどくさすぎわろた。いっそ家具とか全部持っていくような普通の引越しなら考えることも減ると思う。ただ今回は寮への引越しなので、家具はほとんど処分する必要があるわけだ。この処分というのが面倒くさい。まず考えられるのは粗大ごみとしての処分。相応のお金を払ってゴミステーションにおいておけばいい。しかしにこれには収集日というものが設定されていて、その日に出さないと怒られる。収集日を気にしないで出すには業者を呼ぶ必要があるがこれはとてもお金がかかる。なのでやはりリサイクルショップに引き取ってもらうのか妥当かと思われる。しかし車なんぞは所持していないので、出張買取サービスを利用することになる。はっきり言って無料でいいから引き取ってもらいたいくらいだ。しかし本当に全部引きとってくれるのだろうか。そこがまず気がかりだ。そんなことは電話して聞いてみるなり、実際に来てもらうなりして見てもらえばいいじゃないか、と思われるかもしれないが、そこが小心者の恐ろしいところ、簡単に解決することでも、それが解決するまでは不安でやきもきしてしまうのだ。なんにせよ、つまり捨てるにしろ引き取ってもらうにしろ、家具を動かせる状態にしなくてはならない。だがそもそも家具とは何のために存在しているのであっただろうか。それはモノを収納しておくためである。つまり家具を動かすにはまずモノを動かさなくてはならないということだ。これがとても厄介である。モノをダンボールに荷造りする。すると部屋がダンボールで溢れかえる。つまり家具を動かす余地がなくなる。八方塞がりだ。おまけにもう一つ問題がある。そもそも部屋の中で組み立てた家具は玄間のドアを通る大きさではないのだ。となれば、分解した状態で買取に来てもらうのを待てばいいのか? バラバラの状態でどこまで査定できるのだろう。いやそれも電話で聞けばいいよね。まず聞いてみればいいんだよ。
荷造りも憂鬱だ。漫画だけですでにダンボール6個分になってしまったが、これはダンボールにぎゅうぎゅうに入れてのことである。つまり緩衝材なんかの入る隙間は無かった。ここで思い出して欲しいのが、なぜか穴の開いた通販のダンボールだ。え、穴あいてますけどこのアマゾン? あ、中身はセーフか、と。しかし隙間なく漫画が入っているこのダンボールであれば、穴の空くような事態、すなわち破損である。まあ外損があるならきっと補償に応じてくれるだろうとは思うが、手続きが面倒くさい。それに漫画ならまだいいが、ヤフオクで落としたもう販売してないDVDなんかに傷がついたらもうテンション爆サゲ↓ となると万が一ダンボールに穴が空くような事態になったとしても大丈夫なように、十分な梱包をする必要がでてくる。でもこれも面倒臭い。梱包材って無駄に高い。面倒くさいしお金がかかる。もうバイトやめちゃったから収入もない。どうすればいいんだよこのストレスを。まあぷちぷち買うけどね。漫画は諦める。ただ値の張るものは完全ぷちぷちガードするよ。レッツ荷造り。
ああめんどくせめんどくせ。こういうときに、あれもう死ねばいいんじゃないかな、それってすごく楽ちんじゃん、と思ってしまいがちだが、それを口に出してしまうようでは駄目なのだ。大体にして、めんどくせえとも言ってはいけない。めんどくさいとか、死にたいとか、そういう言葉は聞いた人の気分までブルーにしてしまう。それでいて口にした所でなんの良い効果も産まない、ゴミカスワードなのである。どうしようもないことに対して文句を言うのではなく、それを少しでも解決すべく努力する姿勢こそが求められているのだ。つまり面倒くさいなら我慢してやる。死にたいなら我慢して生きる。そういうことだ。やればいつか終わるし、生きていればいつか死ぬ。弱者にはひたむきさが大切なのである。「どうしようもないこと」が少ない人、それがすなわち強者なのである。強者の良き手足となるためめ、弱者は今日も行く。