バイディレクショナル

Facebookってすごいですよね。みんな本名じゃなきゃ駄目なことになってますもんね。
なので一応登録してみたのはいいんですが、「今月のLOも薄かったです」だなんて発言したりできないものですから、結局黙っています。


このFacebookに登録すると、まずはじめに友達をインポートすることができます。つまり携帯の電話帳なんかのデータを読み込ませると、そこからFacebookに登録しているユーザのメアドを探して、その人達を自動でフレンド登録してくれるわけです。その時、僕は酔っ払っていたので、ちょっと迷ってインポートしました。5人くらい登録されました。これを僕の電話帳登録数が少ないと捉えるか、僕のまわりの人達にはFacebookが浸透していないと捉えるかは微妙な問題です。おそらくはその両方です。
とまあ登録して分かったことがあります。
リア充は実在する。
改めてこの田舎の理系大学という環境のありがたさを思い知りました。ここにいる限り、僕らは二次元の美少女を愛でているだけで、ほかに何も考えずにいられるんです。リア充がいたとしたら、そこから目を逸らさなければなりませんが、そもそもここには目をそらす現実が存在しないのです。
それがどうしたことでしょう。このFacebookには現実が溢れています。彼らのupする写真には常に複数の人が楽しそうに写っていて、そこに殺到するコメント……。なんて怖いところなんだ。これがソーシャルネットワーク……なのか。
世界が、違う。
僕は、もしお金があったらデジイチが欲しいなと思っています。もちろん風景とか、フィギュアを撮るためにです。まさか人間を撮る、だなんて。その発想がありませんでした。戦慄します。やはり彼らと僕とでは、種が違うのだとしか思えません。


この度、就職でこの土地を離れることが残念です。願わくば今までのように二次元美少女だけを愛でていたい。怖い思いはしたくありません。このFacebook垢、ますます使い道がありません……。