2016年です

年一回、更新する日記になってます。久しぶりで、はてな記法があやしい。一年間更新していませんでしたが、まだ生きてます。頑張ってます。

こんな人が書いてます

私、ftemがチビ・ブサ・ワキガという3つのカルマを背負って生きていることは、この日記では有名な話です。ここで僕のこれまでの人生と、今後の人生計画についておさらいしましょう。

  • 誕生
  • 好きな人ができる(小4)
  • 転校する
  • お前ワキガだよね? と言われる
  • 両親が死ぬまで生きることが人生の目的だと気づく
  • 2016年になる
  • 数十年後、父親が他界する
  • さらに数年後、母親も他界する
  • ちょうどいい縄と梯子を持って山へ行く

こういった具合で、大変、展望の良い人生となっております。この先、僕が人生でやるべきことは決まっているから、その軸からブレないように毎日頑張るだけ。そうやって生きています。

こんなワキガが書いてます

ワキガに関しては、両脇を切開して憎きアポクリン腺をはぎ取るという大立ち回りをしたのにもかかわらず、近頃では無常にも、乳首や陰部から懐かしい友の香りが漂ってきます。ワキガのお友達のみんな? 君たちのにおいはワキにだけ存在するんじゃないんだよ? キミの遺伝子自体がワキガなんだから、ワキにメスをいれたって、第二、第三のアポクリン腺が次第に目をさますんだからね? よーく覚えておきなよ。でも、せめてワキくらいは手術してよね。職場が臭くてかなわないよ。
僕の場合、術後、スソガ覚醒に至るまで、2〜3年猶予がありました。2〜3年経ち、部屋で一人、オナっていると、「なんかくせえな。この部屋ワキガいない?」といぶかしる期間が1ヶ月くらいあり、その後、「あ、これ陰毛のあたりからにおってるわ。よく嗅いでみると乳首もくせえな」と発見する至りました。自分の匂いって、なかなか気づかないもんなんですよ。不思議に思っていた期間、はじめに心配したのは「ワキガ再発」でした。でも、ワキの匂いを嗅いでも、特に異常は見当たらなかったんです。だから、「トラウマみたいなものだろう。フラッシュバックするんだ。中学、高校の、あの地獄の学校生活が」と納得していたのに、真相はちんこでした。僕はエキストリーム級の早漏なので、あまり風俗には行きませんが、これしゃぶれって言われたらツライだろうなと同情します。

ワキガは結婚の夢を見るか

そんな、「幸せとは、死ぬことと見つけたり」な人生を謳歌している僕ですが、実は、好きな人ができました。これわりと、ビッグニューズ。NEWSのSは直前が母音だから濁る。
というのも、その好きな人というのが、この三次元世界に実在する、リアルの女性だからです。二次元じゃ、ない。
まだ本当に子供だった頃――自分の隠し持ったワキガという才能を知るよしもなかった小学4年生の頃、大きくなったら○○ちゃんと絶対に結婚したいと強く願って、そして何もないうちに転校してしまったあの時以来、こんなに人間のことを好きになったのは初めてです。なにせ、無事に才能を開花させた僕にとって、リアルの女性というのは、関わるだけ無意味なだけでなく、見ているだけで虚しい存在だったからです。
その、僕が好きになった女性――実在の女性なのでイニシャルから――YHさんは、決して、ものすごく美人というわけではなかったはずです。かわいい感じはあるが、好みのタイプかというと、違うかな、という感じだったはずです。“だったはず”というのは、今となってはもはや僕にとって、彼女以上に可愛らしく、また美しい女性は存在せず、彼女のあらゆる点が、僕にとって何よりも愛しいため、彼女の容姿を客観的に表現することができないのです。同じ写真のはずなのに、日に日に可愛さが増して見えるんです。ああ、好きなんだな、この人のことが、と思いました。
先日、その彼女がある占いで、「今年が最後の結婚チャンス」と言われていました。こんなうさんくさいゲッターズ飯田の言うことを真に受けて、可愛いなあと思っていましたが、彼女にとって最後の結婚チャンスということは、僕にとっても最後の結婚チャンスということになります。賢明な読者諸君であればお分かりかもしれませんが、僕の好きなYHさんというのは、今年も17才になる、アニメ関係のお仕事をされている方です。今年中に彼女と結婚しなければならないとして、僕は一体どうすればいいのか。
まず、彼女は僕のことを知りません。何度かラジオにメールを送ってはいますが、読まれたことがありません。諏訪さんが悪意を持って僕のメールを弾いているか、もしくは単に内容がつまらないかのいずれかでしょう。まず、知ってもらわないことには始まらない。そう、顔を覚えてもらう必要がある。しかしハロウィンは最近終わったばかりで、ゲッターズ飯田のいうことには今年5月ごろに知り合う人と結婚の可能性○ということですから、今年のハロウィンでは間に合わない。こうなったら道はただ一つ。結婚の話にかこつけて、僕のプロフィールと顔写真を送るしかない。

結婚相手に求める条件

まず、プロフィールを考えるのに苦労しました。ありていに言って、僕には良いところがなかった。

  • 身長
    • チビ
  • 見た目
  • におい
    • ワキガ
    • 頭皮の嫌なにおい
    • 頼りない
    • 音痴
  • 仕事
    • 夜勤ありシフト制勤務
  • 貯金
    • 今月のクレジット引き落とし予定額+家賃+5万円くらい
  • 趣味
    • たまにバイクに乗る
  • 家事
    • 月1くらいで掃除機をかける
    • 週1くらいで洗濯機をまわす
    • 毎日コンビニかすき家で飯を食べる

ま、ざっと言って、こんなところかな? バイクは女子ウケ悪いかなーと思ってましたが、先日彼女はラジオでこう言ってました。「バイクに乗っている人はちょっと。バイクの方を大事にしそう。バイクと私が同時に倒れたら、先にバイクの方を起こしそう」そっかあ。もしエンジンかかってら、まずキルスイッチ押さないと危ないし、オイルとか冷却水とか漏れてくるかもしれないから、バイクを先に起こしたほうがいいかもね。うんうん。
就活を思い出せ。ポジティブな表現に置き換えるんだ。

  • 身長
    • チビライブや演劇で、後ろの人に配慮ができている
  • 見た目
    • ブサ人を引き立てる
    • ガリスマート
  • におい
    • ワキガ個性的な香り
    • 頭皮の嫌なにおいエネルギッシュ
    • 頼りないハーモニー重視
    • 音痴自分の世界を持っている
  • 仕事
    • 夜勤ありシフト制勤務人の嫌がることを進んでやる
  • 貯金
    • 今月のクレジット引き落とし予定額+家賃+5万円くらい将来を見据え、計画的に運用
  • 趣味
    • たまにバイクに乗るバイクより彼女を大事にすること
  • 家事
    • 月1くらいで掃除機をかける効率が良く家事をこなす
    • 週1くらいで洗濯機をまわす環境に配慮しつつ家事をこなす
    • 毎日コンビニかすき家で飯を食べるどんなものもおいしく食べる

こんな感じで苦しみながら考えていましたが、ふと思いました。こういった情報で、その人となりが、本当に分かるだろうか、と。たとえば僕の好きな彼女は、部屋の掃除が苦手で部屋はダンボールだらけ。しまいにはダンボールに布をかけて綺麗になったと言い出す。得意料理を聞かれると、「企画でチョコレートを作ったことがある」。卵焼きくらいは作れるとか。夜寝るときはテレビをつけっぱなし。バッグにはいつも物がパンパンに入っていて、中から尺取り虫が出てきたことがある。夜中に一人ファッションショーを開催する。夜は顔だけ洗って、朝にシャワーを浴びているような発言。などなど。どうだろう。彼女のことを知らない人は、以上の情報を聞いて、彼女についてどう思うだろう。彼女のことを知っている僕は、もちろんそのすべてが好きです。だからこそ、好きです。つまり、プロフィールなんてものは、人を好きになるうえで、大した問題にはならないのです。

運命ってきっとあるんだと思うの

プロフィールで伝えられることは限られている。となると、顔写真しかありません。僕が彼女のことを初めて見たのは、僕が中学生の頃でした。可愛いけど、好みのタイプではないかなと思ったはずです。でも、心にはずっと残っていました。視覚情報というのは、人間にとって、とてもインパクトの有る情報源です。もし、彼女と僕の間に運命があるんだとしたら、必ず写真を送ることに意味はある。
ここで彼女の好きな男性のタイプを考えてみましょう。彼女は、ジャニオタなので、当然イケメンが好きです。髪の色は茶色。服装は、ジーンズにTシャツとか、ラフなカッコが好きと言っていた気がします。他にも、仕事柄スーツの人をあまり見ないから、スーツはぐっとくると言っていた気がします。社畜御用達のスーツで撮影することにしました。
仕事から帰ってきて、スーツを脱がずにそのままデジカメをセットし、片手にレリーズを持ち、パシャパシャと撮影します。僕はいかんせんブサイクなので、写真に写るのはあまり好きではありません。写真に写った僕の姿を見るたびに、「こんなキモい顔して堂々と道を歩くなんて、こいつ頭おかしいんだろうな。僕だったら恥ずかしくて人前になんて出られない」と思います。それでも、そこはもう、運命を信じるしかないと思って、かっこ良く写るように頑張りました。でも、ダメでした。画像編集ソフトを使ってどうにかならないか? と思い試してみましたが、ブサイクはどうしてもブサイクでした。もちろん顔のパーツを切り貼りしたり、目を二重にしたりすれば事情も変わってくるかもしれませんが、事情どころか人自体が変わってしまいます。しかたがないので変顔で撮影して、ユーモラスなところをアピールすることにしました。
撮影した画像のカラーバランスを整えたり、リサイズして、なんとか彼女に送付する写真が出来上がりました。

最近ちょっと英語の勉強してます

あまりにここ数年の僕自身に向上が見られないので、英語の参考書を買って文法をおさらいしつつ、一度読んだ日本語訳版の海外小説を原文で読みつつ、なおざりにしてきた発音についてもyoutubeで確認・練習しながら頑張ってます。いつか海外に旅行に行けたりしたらいいな。

夢は寝てから見るもの

とりあえず彼女に送る写真は出来たので、メールの文面を考えつつ、ちょっと疲れたから気分転換にyoutubeで英語の発音動画を見ることにしました。そうか、発音記号sの発音は、気持ち的には「ソ」みたいな感じなんだなー。今までそんなこと全然考えてなかったよ。すると、画面右側のオススメ動画一覧に、ボビージュードーという人の「大人が使わないほうがいい、子供っぽい英語」という動画がありました。こういう、日本語ができる外国人による動画は大変参考になります。実際に見てみると、全編ほとんど日本語でした。あまり発音の勉強にはならないなと思いましたが、なんといってもこのボビージュードーという人がイケメンなんです。それも、いかにも外国人、というよりは、外国人っぽい顔の日本人かもという塩梅の顔なので、いわゆるハーフみたいなカッコよさがあります。動画の内容も面白くて、視聴回数、いいね! 回数もかなりカウントされてます。僕もイケメンだったらよかったのになあと思いました。
それからそのイケメンの動画を何個か見て、若干ためになったし、面白かったなと思いながら、そろそろ本来の作業に戻ることにしました。
さっき作った画像は、えーとこれだな、ダブルクリック(カチカチッ)「キモメン」バーン! うわー! なんだこのブサイクは! こんなの可愛い女の子に送りつけたら事案だよ! はやく完全に消去しないと! (シフト+デリート)ふう。よかった。これでブサイクを見ることになる可愛い女の子はどこにもいなくなったね。

目覚めた

思えば昨年末、クリスマスイブイブに舞浜で行われたFCイベントから、彼女のことを考えない日はなかった。それが年始のラジオで、結婚云々という話を聞いて、それから毎日、彼女と結婚できないか考えた。10年以上前から、自分の価値のなさを自覚し、結婚することはなく、彼女ができることもなく死ぬことが定めと知っていた僕が、できることなら彼女と結婚したいと考えてた。それは多分、彼女のもつ優しさとか、包容力みたいなものが、僕を錯覚させたんだと思う。
星空は美しい。でもその光の一粒一粒は、はるか遠くにある燦然と輝く恒星で、近づけば焼けて死んでしまう。ちっぽけな醜い存在は、決して美しい物には届かない。ほっちゃんのことが好きで、できることなら結婚したいと思っているファンがたくさんいることと思う。そんな人は、僕と同じことを一度やってみるといい。きっと、基本的なことを、思い出す。
結婚するにしてもしないにしても、ほっちゃんには誰よりも幸せになってほしい。実際のところ、僕なんかと結婚してしまったら、僕には彼女を幸せにできないと思う。間違いなく僕は世界一幸せになるけど。
ただひとつ、できればいつまでも引退はしないでほしい。僕の夜空には、星が一つ輝くのみ。その一つの星さえ消えてしまったら、また元の真っ暗闇に戻ってしまう。人間の目は、暗順応には時間がかかるようになっている。


という感じで、今年もひとつよろしくお願いいたします。